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いのちは歌っている〜苦しみの終わり

Sound Artist maco

「人生は苦しみに満ちている。」

…ということを、認めたくなかったのだろう。



尽きることのない苦しみ、つぎつぎと起こる労苦や、深みを増す影。

幸せを手に入れたと思っても、また失われていく不幸から、
なんとかして逃れたかったし、救われたかったし、

すがりつけるような、
これで、もう安心と思えるような、
永遠の幸せの確証が欲しかったのだろう。



でも、そんなものなど、もともとないのだ。

この「時間と空間」がある(ようにみえている)世界では、
すべては移り変わるし、
幸せは、いつか消え去る不幸を内包しているし、
あなたもわたしも、いつかは死ぬ。

すべてがままならないものだ。



そのことを、ほんとうに、うけいれられた時、
つまり、完全に絶望できた時、
執着は消え去り、抵抗も無くなり、

いつかどこかではない、
今ここに「ある」世界を、まるごと享受して、
あるがまま、自ずと生きられるようになり、
苦しみが終わる。



欠乏や不足、問題を観ることで創りだす、
終わらない癒しの穴埋めゲームはもちろん、

欲求やよろこびや希望から創りだす、
楽しい創造のゲームすらも、終わりを告げる。

ただ、自ずとあらわれるままに、
「ただ、生きる」恩寵と祝福の世界が、
今ここに、永遠にひろがっている。

すべてがそのままに。



今ここ、目の前にあるものの恩恵や奇跡に気づけず、
ここにないものばかりを追い求め、
長い間、ここでないどこかを探し続けてきた。

そのことに気づいても、なお、
残っていた、どうしようもないほどの渇望からくる執着によって、
また、同じことをくりかえしていた。



いつかは、どこかで、
手に入れられるはずだと、

今ここにいる、この自分ではない、
幸せななにかになれるはずだと、

今ここにみえている、この人(ものごと)ではない、
すばらしい誰か(なにか)があるはずだと、

今ここにひろがる、この人生(世界)ではない、
すばらしい人生(世界)があるはずだと、

幻想のストーリーの中を、さまよい続けた。
(という、これもまた、ストーリーなのだ!´◡`)



ほんとうは、「わたし」はいないし、
ものごとは、ただただ起こっている。

ここには、ただ、無限につづく、
静かな安らぎと、
自然にわきおこる創造の歓喜がある。



世界は、静けさであり、
そこに満ち溢れる音楽だ。


いのちは歌っている。
いのちは祝っている。
 
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Posted bySound Artist maco

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